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「俺、社長になります!」変革は、この一言から始まった…

株式会社アグリコミュニケーションズ様

株式会社アグリコミュニケーションズ 会社名 株式会社アグリコミュニケーションズ
設立 平成14年4月
事業内容 ・農産分野のシステム設計・開発・運用・保守
・流通分野のマーケティングとコンサルティング
導入商品 ・Faithファシリテーターライセンス

将来を担う人材育成の一環として「Faithファシリテーターライセンス(以下、FFL)」の導入を決断した株式会社アグリコミュニケーションズは、 農産分野のシステム設計・開発や流通分野のマーケティングとコンサルティングのサービスを提供する。今回、社内ファシリテーターの資格取得 にチャレンジした佐々木さんは、エネルギッシュな30代。初めてファシリテーターとして社内研修を実施した時、彼は始めて『仲間』の大切さを実感することになったという。

怒鳴り散らすことが私の「仕事」でした。

笑顔で質問に応じる佐々木さん。しかし、最近まで部下を叱り飛ばすことしかできない『怖い上司』と言うイメージが定着していたという。

仕事中はいつもピリピリ。些細なことでも「何やってんだ」と怒鳴り散らしてました。いつの間にか後輩から恐れられる存在に…部下をマネジメントするためにはそれも仕方ないと思う反面、怒り続けるのはあまりいい話じゃない、ということにも薄々ながら気づいていました。「私は、なぜ怒ってしまうんだろう?」 研修中ずっと考えていたのはそのこと。私は会社が大好きで、発展させたい、という想いもある。にも関わらず毎日イライラ…この感情をいかに消し去るか。それが私の課題であることは明白でした。結局は自分の理想と現実のギャップがどうにもならないことに私は苛立ちを感じていたのでしょう。理想と現実…、多くの人がどこかで折り合いをつけて変に納得して終わってしまう。私もひょっとしたら、そんな風になっていたのかもしれません。

やりたいこと、全部やってしまおう

私のFFLへの参加は 、そんな閉塞感の最中に決まりました。『次の世代を担うリーダーとして、しっかり学んで来い』上司の言葉に、新しい可能性を感じました。次世代のリーダー…そんなプランに触れて気付いたのはただ一つ。それが『自分がやりたいこと』だったということ。そうだ、オレが社長になればいいんだと。その為にも、FFLへの参加機会を活かして『やりたいこと』は全部やってしまおうと決意をしたのでした。

あいつは何で、怒らなくなったんだろう…

株式会社アグリコミュニケーションズITビジネス事業部 大野執行役員
株式会社アグリコミュニケーションズITビジネス事業部 大野執行役員 「あの変わり様は、誰にでも判るよ」そう語るのは、佐々木さんを研修に送り出すことを決めた大野執行役員。3日間の研修を終えた佐々木さんを待ち受けていたのは周囲の驚きの声だった。「態度や言葉に変化が出るんだろうね。とにかく怒らなくなった」人が変わる…それを目の当たりにして、FFLの底力を実感した大野執行役員。その後の社内研修などの成果に基づいて、さらなる社内講師育成を決断。2人目のParagon研修参加を決定することになった。

社内の会話が変わってきた

FFL研修に参加して、さまざまなことを学んだ佐々木さん。社内研修のファシリテーターとして、初めて登壇した時、いったいどんなことを考えていたのだろう?

初めての社内研修は緊張の連続。人前で話すのは慣れていると思っていましたが、想像以上に固くなっていました。しかし、場の空気に馴染むと自然とこの研修に対する想いが溢れ始め、参加者もそれに応えてくれるように・・・会場に充たされた和やかな雰囲気は、彼ら(参加者)に作ってもらったようなものです。研修中に語る事例は、いつも見直してます。研修のクオリティー向上に欠かせませんから。参加者が関わり理解できる事例を考え、仕事の合間を縫ってはテキストにコリコリと書き足しています。やっぱり書くのが一番なんですよ。ペンダコができるぐらいにね。「それじゃ信頼ポイントがマイナスになるぞ」「重要事項をやっていこうよ」最近、社内でこんな会話を耳にすることが多くなりました。ガミガミ言っても動かなかった社員が、率先して机を片付けている様子を眺めていると、社内に共通の言葉と認識が広がっているように感じて嬉しくなります。

怒って済むならサルでもできる

最近、気をつけているのは『自分が見られている』ということ。何気なく席に座っていても様子は伝わっているし、飲み会でのちょっとした会話も覚えられている。自分の影響をいつも考えるようになりました。同じ行動も相手次第で全く違う印象を与えてしまうのが怖いところ。自分の厳しい姿勢も、打ち解けている人間は意味を分かってくれる。でも、そんな関係にないと、相手も怒る…意見を押し付けるように映っていたのかな。相手に応じて接し方を変える事はとても大切です。相手の考えを理解し、言い方を考えて話す。怒るだけじゃ、絶対伝わらないんですよ。

私の部署も変えたい…とうらやましく思ってます

株式会社アグリコミュニケーションズ管理部総務課 杉坂課長
株式会社アグリコミュニケーションズ管理部総務課 杉坂課長 杉坂さんは、佐々木さんと社内にもたらされた変化をこう表現する。「何が違うのかはわからない・・・でも、確実に何かが違うんです」部署が違うので普段の接触は少ないにもかかわらず、何気ないやりとりから、その変化を敏感に感じ取ったという。「佐々木さんの部署だけ空気が変わりました。私の部署にもその変化がジワジワ伝わってくるんです。うらやましいと思ってしまいます」自らの部署にも同様の変化を求めるその眼差しは真剣そのもの。他部署も変える社内講師。だから会社を変えることが出来るのだ。

仲間がいるからできることがある

佐々木さんに続く社内ファシリテーターの誕生が決定したアグリコミュニケーションズ。佐々木さんは「後輩」に対して、どんなアドバイスの言葉を送りたいと考えているのだろうか?

今度、2人目の講師が誕生することになりました。これから、Paragon研修(※ファシリテーターになる為の3日間の研修)に向かう彼に伝えたい言葉は「3日間とにかく楽しんできて下さい」ということ。変に気負わないでほしいんですよ。私が変わったから自分も変わらなくてはいけないとか・・・。強制的に人を変える研修でもなければ、一つの考えに洗脳してしまう研修でもない。自然体で参加してもらいたいと思っています。彼がどんな研修をするファシリテーターになるのか、今からとても楽しみです。お互いにチェックして、指摘し合える仲間がいるだけで研修の質が全然違うと思いますし、内側から会社を変えていく力がもっと強くなる。彼とは、「全部突然変えるのは難しいけれど、気づいたことから一つずつやっていこう」と話しています。

会社の「ベルリンの壁」を、叩きつぶします

部署の間には、まだまだ壁があります。ベルリンの壁みたいなもので( 笑)、コミュニケーションがうまくいっていないんです。何とかこの壁を崩したい。でもトップが旗を振り続けても、結局は何も変わらない・・・。やっぱり会社を支えているのは社員一人ひとり。それぞれに働きかけていくことが大切だと思っています。その結果、少しずつ周りが変わり、会社が変わっていく。そして、自分のビジョン実現にもつながると信じています。

取材協力 株式会社アグリコミュニケーションズ

取材記者の視点 フェイス総研 プランナー 藤原 邦洋
フェイス総研 藤原邦洋 取材中、ずっとにこやかにお話をされる佐々木さん。受け答えも丁寧で、物腰も柔らかい。この人が仕事中はいつも怒っていたなんて…不思議な感覚を覚えました。周りの方が言うには、研修前と比べて余裕が出てきたのだそう。ちょっとしたやり取りの中で、周囲の人々が確実に違いを感じ取り、佐々木さんへの見方が変わっていることが印象的でした。佐々木さんは模範を示し続ける社内講師です。でも変に気負うことはありません。やりたいこと、気付いたことを着実に一つずつ進めていくだけ。何より楽しみながら。実はそれが組織変革リーダーの素顔なのかもしれません。「佐々木さんの部署だけ特に明るい」全社での評判です。その空気がじわじわと他部署にも伝染して全社に広がっているようです。佐々木さんの熱が、間違いなく会社を変え始めていることを感じた瞬間でした。